≪手順1≫ 事前の問診
危険を避けるための事前チェックです。
- ○心疾患、緑内障、前立腺肥大、アレルギー、肝炎、高血圧などはありますか?
- ○血液サラサラの薬を飲んでいますか?
- ○胃の手術を受けたことはありますか?
- ○血が止まりにくいことはありますか?
- ※これらのチェックに当てはまると実施できないこともあります。
また、検査日前日、検査当日の注意事項がありますので、検査前に一度来院をお願いしております。
≪手順2≫ 前処置①-消包剤を飲みます
胃の中の泡を取りのぞき、胃の壁をきれいにするために、消泡剤を飲みます。
※これは口からの胃内視鏡検査の場合も同じです。
≪手順3≫ 前処置②-鼻腔に局所血管収縮剤をスプレーします
鼻腔粘膜の血管を収縮させます。出血しにくくするだけでなく、鼻のとおりもよくするために行います。
≪手順4≫ 前処置③-鼻腔に局所麻酔を行います
麻酔法は、小さな注射器型の注入器で流し込むタイプとスプレー式のタイプがあり、病院によって異なります。 局所麻酔ですから眠くなりません。
≪手順5≫ 前処置④-麻酔薬を塗ったチューブを挿入します
細くて柔らかいチューブにゼリー状の麻酔薬を塗り、鼻腔に挿入します。鼻腔の痛みが抑えられ、内視鏡の通過がスムーズになります。 内視鏡と同じ太さのチューブを使うことが多く、この段階で、実際の内視鏡の挿入感をイメージしていただけます。
≪手順6≫ 胃カメラ挿入-鼻からゆっくり内視鏡を挿入します
前処置を行った側の鼻へ内視鏡を挿入します。この時、違和感はあるものの、ほとんど痛みを感じることはありません。
≪手順7≫ 観察-胃の中を観察します
食道、胃、十二指腸の順に観察していきます。 モニターを見て、自分の目でもその様子を確かめることができます。 検査中でも口は自由になっていますから、先生に質問もできます。
≪手順8≫ 検査が終わったら
検査は10分程度です。検査後、結果を詳しくご説明致します。 検査後約60分で水も飲めますし、食事もできます。
眠くなる麻酔を注射しないので、すぐに帰宅できます。