検査のススメと治療
肝炎ウィルス検査のススメ
肝炎ウィルスに感染しているかどうかは採血検査をしなければわかりません。
以下の項目に当てはまる方は通常の肝機能だけでなく肝炎ウィルス検査を受けてみてください。
① 健診などの肝機能が異常値の人
② 母子感染予防策が実施された1986年(昭和61年)
より前に生まれた人
③ 身内(親子、兄弟、親類)に肝炎ウィルス保有者
がいる人
④ これまでに輸血や大きな手術を受けた人
⑤ 新たに性的関係を持つ相手が出来た人
⑥ その他、身内に肝がん患者がいる人、刺青を入れている人、医療機関以外でピ アスなどの穴をあけた人
肝炎の治療
肝炎ウィルスに感染していると肝がんになったり、あるいは慢性肝炎から肝硬変になったりします。また「キャリア」といって肝炎ウィルスに感染していても採血検査で肝機能に異常がなく、症状もない人がいますがこの場合も肝がんになるリスクがあります。
治療はウィルスの量やタイプ、年齢などにより多少異なりますが、基本的には核酸アナログ製剤という飲み薬とインターフェロン注射で行います。