骨粗しょう症を防ぐための運動
あと1000歩多く歩きましょう
骨を強くするには、運動も欠かせません。
運動で骨に刺激を与えないと、骨にカルシウムが蓄積されないのです。いくらカルシウムを摂取しても、運動しないと骨量は増えないとさえ言われています。
運動することで、骨をささえる筋肉の力がつき、バランス感覚や反射神経が強化されます。
また、これらの効果で転倒しにくくなり、ひいては骨粗鬆症の最大の問題である骨折を防ぐことにもつながります。
特別な運動より、まずは日常生活の中で、よく体を動かすことが大切です。
また、骨に負荷がかかることが重要なので、立つ姿勢を増やすことから始めるとよいでしょう。
立つだけでも自然に骨が鍛えられますが、歩くことがさらに効果的です。
女性は毎日6000歩、男性は7000歩歩くことを目標にしましょう。
まず、現在の生活に、1000歩を加えることを目安にするとよいと思います。
1000歩というと、距離にして700mくらいですから、それほど難しくないはずです。
運動とあわせて日光浴も
カルシウムは、腸から吸収されにくいのですが、カルシウムの吸収を高めるものにビタミンDがあります。
ビタミンDには、食事からとるもののほかに、皮膚にある「プロビタミンD」が太陽光(紫外線)に当たり、その刺激でビタミンDになったものがあります。
心身のリフレッシュも兼ねて戸外へ出て、夏なら木陰で30分くらい、冬は40~50分くらい戸外を歩くといった、適度な日光浴をしましょう。