インフルエンザQ&A
冬にインフルエンザが流行るのは、どうしてですか?
A 感染者が圧倒的に増えるのは冬。冬に流行するのは、気温が低く、空気が乾燥しているからです。
この条件はインフルエンザウイルスが人の体に入り込むのには好都合なのです。
また、冷たい空気を吸い込むと、鼻や気管の血管が収縮し、そこにびっしりと生える”腺毛”の動きが鈍くなります。腺毛は、体のホコリやウイルス、細菌などから守ってくれるフィルターのような働きをするので、体外にウイルスを排泄しきれないときに感染してしまうのです。
予防接種は毎年受けなければなりませんか?
A インフルエンザウイルスは毎年のように少しずつ変化するので、予防接種もそれに応じて毎年受ける必要があります。 13歳以上はシーズン前に1回または1~4週間の間隔をおいて2回接種します。
接種回数は13歳未満の小児は2回、65歳以上の高齢者は1回でよいとされています。
100%予防することはできませんが、重症化と死亡率を減らすことができます。
次の点にも注意して下さい。
- ※過去に予防接種でアレルギーを起こした人、鶏卵・鶏肉に過敏症がある人などは接種を受けることができないことがあります。
- ※法改正により、65歳以上の高齢者の予防接種は市区町村が期間を指定して実施します。(指定期間外は任意接種)
費用につきましては、一部のみ自己負担し、残りは公費で負担します。
詳しくは窓口へご確認下さい。
インフルエンザにかかってしまいました・・・
A 安静にしているのが大切です。 最近は、ウイルスの増殖を抑え、病気の悪化を防ぐ新薬が登場しました。 特に発症48時間以内の服用がポイントとなります。
また、次の点にも注意して下さい。
- ※十分に睡眠をとって休養する。
- ※体を冷やさないように室温は20~24度に保つ。
- ※乾燥していると呼吸器を傷めるので、湿度は60~70%を目安に。
- ※高熱により脱水症状になりやすいので、こまめに水分を補給する。
- ※消化がよく、栄養のあるものを食べる。
インフルエンザワクチンの効果は?
A 一般健常者の場合、有効率は80%程です。
- ・重症化と死亡率を減らします。
- ・心臓や気管支、肺の悪い方、糖尿病や腎臓病の方は特に必要です。
ただし、妊娠中の方、卵アレルギーの方等は 医師にご相談下さい。