下痢症の食事
急性の下痢・・・絶食して胃腸を休めましょう
急性の下痢の食事は急性胃炎の場合と同じように、一食から一日絶食して様子をみましょう。 下痢の時は便と一緒に体内の水分やミネラルが大量に排出されていますので、湯冷まし、番茶などで腸を刺激しないように室温にして水分補給します。
スポーツドリンクを利用すると水分のほかミネラルや糖分も補給できます。甘さを抑えたものがおすすめです。
下痢が回復してきたときは
- 1.腸に刺激を与えないように 冷たい飲み物、揚げ物などの多量の油、不溶性食物繊維の多い食品、香辛料、生野菜、発酵しやすい食品、柑橘系の果物、牛乳などアレルギーをおこしやすい食品は避けます。
- 2.朝・昼・夜の食事を5~6回食に 一度の食事量が多いと消化管に負担がかかり、下痢を誘発することがあります。 ご高齢の方や小さなお子様は5~6回食にして様子を見ながら食事を進めましょう。
- 3.再発予防の食事は2週間が目安 厳重な食事療法を長く続けると低栄養を招きますので、下痢のあとは2週間を目安に様子をみて徐々に普通食に移行しましょう。